仕様と根拠
四分位数とは
統計局のページでは、データを小さい順に並べ、総数の 1/4 番目にあたる値が第 1 四分位数、3/4 番目にあたる値が第 3 四分位数、真ん中の値が中央値(第 2 四分位数)です。箱ひげ図では箱の下の辺が Q1、中の線が中央値、上の辺が Q3 で、ひげの両端は最小値と最大値です。
算出法で値が変わる理由
データ数が 4 の倍数でないと、1/4 番目にあたる位置が整数になりません。そこで、中央値で上下に分けてそれぞれの中央値をとる方法(奇数のとき中央値を含めるか含めないかで 2 通り)や、位置を線形補間で求める方法があります。統計局のページはこの場合の扱いを示していないため、本サイトは 3 つから選べるようにしています。
線形補間の位置
線形補間では、小さい順に数えて (n−1)×p+1 番目の位置の値を、前後の値の間を比例配分して求めます(p は 0.25・0.5・0.75)。データ 1, 2, 4, 7, 8, 9, 10, 12(n=8)の Q1 は 2.75 番目で、2 と 4 の間を 0.75 進んだ 3.5 です。Excel の QUARTILE.INC の説明にある例(Q1 が 3.5)と一致します。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| 総務省統計局 なるほど統計学園「箱ひげ図」 | 2026年10月30日 | 四分位数の定義(総数の 1/4・3/4 番目)、箱ひげ図の各部分の意味 |
| Microsoft サポート「QUARTILE.INC 関数」 | 2026年10月30日 | quart=1〜3 の意味と、Q1=3.5 になる例(1, 2, 4, 7, 8, 9, 10, 12)。算出の内部式は記載なし |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- 箱ひげ図そのものの画像は作りません。五数要約の表と四分位範囲(Q3−Q1)だけを出します。
- ひげを最小値・最大値とする描き方を前提にしています。上下 10% 点や、四分位範囲の 1.5 倍で外れ値を分ける描き方は扱いません。
- 数値以外(単位・文字)が混ざると読み取れず、どの値かを指摘します。千位区切りのカンマは区切りとみなすため、区切りなしで入力してください。
- データが 4 個未満のときは四分位数の意味が薄いため警告します。
ご利用にあたって
- 結果は選んだ算出法による値です。論文や報告書では算出法を明記してください。統計的な判断の代わりにはなりません。
- 入力データの出典や正しさは確認しません。